富弘美術館など

昨日は群馬県の東村あたりまでドライブ。富弘美術館に行く。
http://www.vill.seta-azuma.gunma.jp/htm/azm11110.htm

画家・星野富弘の作品が展示してある美術館であるが、彼は頸椎を損傷して手足が動かない。口に筆をくわえて絵や詩(「詩画」という言葉を使っていた)を描いている。
変な言い方になるが、こういったハンディを持った人の作品を見たときに生まれがちな、「口だけでこんな絵を描いてすごいよねぇ」みたいな妙な感情は全く生まれなかった。もちろん、その作品が生まれ出るまでのプロセスにおいて想像を絶する世界があったであろうことは想像に難くないのだが、少なくとも美術館の中で作品を見ている間は、ただ彼の表した絵の美しさと、詩の味わいに浸りきっていた。
これが彼の作品への向き合い方として、果たして正しいのかどうかはわからない。

帰りに、古い列車車輌を改造した食堂があるということで、わたらせ渓谷鐵道の神戸(ごうど)駅に立ち寄る。真っ青に塗られていたので全然気がつかなかったが、車内(店内?)の案内を見たら、ずっと昔地元に走っていた東武の特急だった。こんなの。→globetown.net


写真は神戸駅にやってきた列車と、反対向きの(おそらく帰る方向の)列車を待つ団体旅行客。左端の木の裏に見える、青にピンク色の動物が描かれた車輌が食堂。