守谷のドイツ料理屋

orangesphere2006-03-11

8日の話。

 ドイツつながりの先輩I氏と先輩S氏とともに、ドイツ料理を食べに行く。


 朝10時に秋葉原の中央改札口集合、つくばエクスプレスで守谷へ。守谷駅からバスで5分、降りたバス停の目の前がドイツ料理屋「ハンス・ホールベック」。

 ここのシェフは日本人だが、ドイツのソーセージの品評会で何度も金賞を受賞しており、TVにもよく登場する名店。評判はかねがね聞いていたのだが、店の場所は茨城県守谷市。これまでは関東鉄道というディーゼルカーが通るのみで、現実的には車で行かなければならないような大変不便なところだった。
 ドイツ料理という性質上、ビールは欠かせない。車で行けば、ビールは飲めない。


 ところが、昨年のつくばエクスプレスの開業で、守谷は秋葉原からわずか32分という郊外地に一変。これは行くしかない、というわけでの初訪問である。


 ランチのセットは以下の通り。
 ・ソーセージサラダとザワークラウト
 ・パンかライス
 ・スープ
 ・メイン
   アップルステーキ(リンゴを詰めたポークステーキ)か
   ヴィンツァーステーキ(ピリ辛ステーキ)
 ・付け合わせの日替わりソーセージ
 ・コーヒーか紅茶
 これで1000円弱。


 日替わりソーセージはヴァイスヴルスト(ミュンヘンの太い白ソーセージ。皮をむいて、甘いマスタードをつけて食べる)。

 普通の白ソーセージを「ヴァイスヴルスト」と呼んで販売している国内メーカーは山のようにあるが、まさか本物のヴァイスヴルストが日本で食べられるとは思ってもみなかった。こればっかりは、再びドイツに行く日まで食べられないと思っていた。

 他にソーセージとハムとコンビーフ(もちろん全部自家製)を頼み、ビールを飲む。飲んだのは南ドイツの白ビール「エルディンガー・ヴァイツェン」と、北ドイツの苦味系ビールの元祖「イエバー・ピルスナー」。


 味は言うまでもない。ドイツ留学経験のあるI氏をして「向こうで食べてたのより美味しい」と言わしめるソーセージである。早く食べたいのと美味いのとで、料理の写真を撮るのを忘れてしまった。

 パンも焼きたてで熱々、コーヒーや紅茶もドイツから直輸入と抜かりがない。食器も重厚なドイツ風で、何と洗面所の便器のメーカーまでもがドイツ製という徹底ぶり。


 リピーター確定。
 というか、来月同じメンバーで来ることにその場で確定。


 食事中、NHKドイツ語会話の先生が買い物に来ていた。
 後で店員に聞いてみたら、お得意様なのだそう。
 売店でソーセージやらハムやらマスタードやらレバーペースト(パンに塗って食べる)を買って店を出る。ザワークラウトやコーヒー豆も魅力的だったが、重たいのでこれは今度車で買い込みに来よう。


 秋葉原に戻り、ヨドバシでS氏の電子辞書とI氏の外付けHDDを購入。その後は自分のシステム手帳を買いに行こうということで、銀座の伊東屋に行くも好みの物は見つからず。

 東京に移動、丸の内オアゾ丸善へ。しばし迷った挙句、「どうせなら一生物を」と清水の舞台から背中を蹴られて、ブレイリオのコードバンのシステム手帳を購入。マジで一生物を買ってしまった。
 同じフロアの丸善オリジナルのハヤシライスを食べて解散。


 今日のお店「ハンス・ホールベック」
 http://www.hanshohlweck.com/
 間違いなく日本で最高のドイツ料理店の一つだと思う。